2024/08/30 10:00

こんにちは、西条駅前徒歩30秒のボディバランス整骨院【走る院長】廿日出(はつかで)です。今回もスポーツを頑張るお子様にありがちな身体の話を書きます。

問題❹繰り返す痛み

「先生、うちの子、また痛くなりました…何ででしょうねぇ…鍛え方が足らないのでしょうか? それとも身体が硬いのが問題でしょうか?」お子さんを連れてきた親御さんがよく言う台詞です。

|痛みの原因はたったの2つ|


この問題を解決するためには「痛み」を生み出す原因について理解してください。「痛み」は ″怪我〟と ″故障〟の2種類に分類できます。一つは ″怪我〟です。怪我とは突発的な外力による損傷です。もう一つは ″故障〟です。故障とは反復性、蓄積性の組織損傷〟です。この二つの違いの着目点は ″怪我は防ぎにくい〟が ″故障は防げる〟という点です。


~怪我の例~    
●捻挫    
●打撲    
●肉離れ    
●骨折    
●脱臼・怪我の再発    

~故障の例~
●怪我の再発
●〇〇腱(筋)炎
●疲労骨折
●〇〇関節炎
●変形性〇〇


|故障の原因はたったの2つ|


では予防可能な ″故障〟について解説します。故障を起こす原因は ″内的環境〟と ″外的環境〟の2つに絞られます。内的環境とは化学的要因や栄養学的要因が占めます。外的環境とは構造的要因や力学的要因が含まれます。


~内的環境の例(化学・栄養)~    
●食事内容
●腸内環境
●血液状態
●解毒能力
●回復力

~外的環境の例(構造・力学)~
●圧力
●角度
●回数
●力の強さ
●タイミング


|外的環境の原因もたったの2つ|


故障を起こす原因も ″ミスユース〟と ″オーバーユース〟に分けられます。ミスユースは使い方の間違い。オーバーユースとは使いすぎの事です。ほとんどは複合で起こります。


~ミスユースの例~    
●フォームの乱れ    
●装具(靴など)が合ってない    
●路面が不適切    
●身体が歪んでいる    
●骨が変形している    
●身体組織が硬い    

~オーバーユースの例~
●使いすぎ
●→回復力に対して
●→休養に対して
●→頻度に対して
●→強度に対して
●→期間に対して



このように原因、または原因の原因など、絞り込んでいくと対策が取りやすくなります。また、
「貧血から起こる疲労骨折」
「繰り返す肉離れ」
「ストレッチしても治らない関節炎」
「いつまでも固定が必要な捻挫」
「マッサージしても治らない腱炎」
などのミスマッチから起こる故障の慢性化も防げます。



これらの分類は私が24年間をかけて体系立てた独自の分類ですので、ご近所の治療機関にかかられたときにこのような視点で診立てて治療しているとは限りませんのでご了承ください。


ボディバランス整骨院 院長 BBR(ボディバランス★ランナーズ) 主宰 廿日出庸治

*柔道整復師/カイロプラクター/キネシオテーピング指導員
*西条駅前徒歩30秒にボディバランス整骨院を開院して23年。
*登録者1,100名のランニングコミュニティを主宰
*“走る院長”として100m~100キロまで走るランナー

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